レッスンのはじめにカラン・メソッドについての説明があってから、実際のレッスンスタート。カラン・メソッドの特徴はやはりとにかく頭の中で母国語で考えたり翻訳する時間を与えないということだと思います。普通の英会話だと教材などをもとに先生がゆっくり説明して、生徒が話すのに時間がかかっても待ってくれますが、カラン・メソッドではレッスン中に使うテキストはない上に、最初からハイスピード。
まずイラストなどをもとに先生が質問を2回繰り返し、そのまま回答文も言ってくれるのでよく聞きます。
Teacher : What's this? What's this? It's a pen.
What's this? What's this? It's a pencil.
What's this? What's this? It's a book.
いくつかのイラストについて連続でそれを続け、再び最初のイラストに戻って、先生がまた質問を2回繰り返しますので、今度は生徒が回答します。
Teacher : What's this? What's this?
Student : It's a pen.
Teacher : What's this? What's this?
Student : It's a pencil.
Teacher : What's this? What's this?
Student : It's a book.
このとき生徒が即答できないとすぐに先生が回答を言い始めますので、流れについていくには即答できるようにしなければいけません。また、冠詞の a などを忘れた場合にも訂正されるのと、短縮できる文(it is -> it's など)は必ず短縮した形で言うことが要求されますので、正確にフルセンテンスで即答する必要があります。
さらに否定文も加わってきます。
Teacher : Is this a pen? Is this a pen?
Student : No, it's not a pen. It's a pencil.
Teacher : Is this a book? Is this a book?
Student : No, it's not a book. It's a pen.
Teacher : Is this a pencil? Is this a pencil?
Student : No, it's not a pencil. It's a book.
簡単な文ではありますが、普段フルセンテンスで回答することってあまりないですし、参照するテキストもないので、これだけでもスピードについていこうと思うとかなり大変です。
さらにさらに、on, in, under など、使うものは同じでも場所を表す部分だけ違うようなパターンだとわけがわからなくなってきます。
Teacher : Is the pen under the book?
Student : No, the pen's not under the book. The pen's on the book.
Teacher : Is the pen on the book?
Student : No, the pen's not on the book. The pen's in the book.
Teacher : Is the pen in the book?
Student : No, the pen's not in the book. The pen's under the book.
確かにこれは日本語で文章考えて英語に訳して、という手順を踏んでいるとスピードについていけません。on, in, under などが直接イメージとして持てていないときついですね。また、回答には質問文の大部分を組み替えた形の文が含まれるのと、そもそも質問についてもちゃんと理解する必要があるので、リスニングの訓練にもなると思います。スピードについていくにはかなり集中しなければいけませんし。
自分にはとても有効だと思うのですが、無料体験の範囲はここまでなので、今後継続していくかは検討しないといけませんね。カラン・メソッドのカリキュラムは他のカリキュラムと違って復習用のテキストを購入しないといけないので、レッスン料以外の費用もかかってくるのと、他にすでにLangrichをやっているので、経済的にどうかなぁというところです。Langrichが休会制度とかあればしばらくカラン・メソッドの方をやってみたいんですけどね。
ちょっと画質が荒いのは残念かな。
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